【船内生活観察記録】尾野原 卓志

船内生活観察記録


■ 基本生活状況

  • 客室配置:個室(特別措置)
  • 清掃状況:4日目以降やや乱れ(ゴミの分別が不徹底、シーツ交換を拒否)
  • 就寝・起床時間:深夜2~3時就寝、正午前後起床(調整指導中)
  • 食事の様子:1日2回程度、黙食。偏食傾向(炭水化物中心)あり
  • 日中活動:客室内にこもる時間が多く、甲板・娯楽室等への出現は稀

【スタッフコメント】
▶「ここにいるのは楽」と口頭で述べる一方、他者との接触をほぼ避けている。スタッフの声かけには短く応じるが、会話は続かない。生活リズムは変化の兆しがあるが、継続支援が必要。


■ 対人行動・空間の使い方

  • 他参加者との関係:基本的に無言。複数名の参加者が「目が合うと逸らされる」「少し怖い印象」と感想
  • スタッフ対応:医療スタッフには比較的協力的(体調報告、血圧測定など)
  • 会話傾向:「不要な話はしない」と明言。人前では声量が極端に小さい

【スタッフコメント】
▶ 話しかけると目を伏せ、必要最小限の返答にとどめる傾向が続いている。孤立状態を苦としていない様子があるが、内面での不安感や疲労は否定できず。船内という閉鎖的環境においては、むしろ安心感を得ている可能性あり。


■ 健康状態

  • 体調:概ね良好。頭痛や胃の不調を訴える場面が2回(軽度、処方薬なし)
  • 衛生管理:入浴は3日に1回。衣類の交換頻度も低め
  • 運動:デッキ散歩1回(3日目・夜間)、以後室内滞在

【スタッフコメント】
▶ 精神的な落ち込みは見られないが、活動量が非常に低く、廃用的傾向が心配される。声かけによる軽い運動の促しが必要。食事・水分摂取は安定しているが、睡眠サイクルの整備が課題。


■ その他特記事項

  • 6日目 夜間:廊下で無言で立ち尽くしているところをスタッフが確認。声かけで部屋へ戻る。「音が気になって眠れない」と小声で述べる(原因音確認できず)
  • 備品の取り扱い:ルームキー紛失(2日目、後日ベッド下から発見)

■ 総合所見

評価項目傾向コメント
環境適応部屋中心の生活に安住しているが、他者との接点は極端に少ない。
健康状態体調は安定しているが、運動不足と生活リズムの乱れに課題あり。
精神状態内省的・回避傾向が続く。目立つ混乱や攻撃性は見られない。
社会適応×他参加者との関係形成はゼロ。今後の孤立深化に留意が必要。













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