インタビュー記事

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“細胞から未来を変える”──カーラ開発の裏側に迫る

株式会社KARIYA 代表・刈谷正一氏に聞く

取材・構成:News Pecks 編集部

細胞の中にある“エネルギー工場”を活性化し、人間の活力や健康寿命を支える——そんな未来を見据えて設立されたのが、帝栄学館大学発のベンチャー企業・株式会社KARIYAだ。
同社が研究・開発を進めている機能性成分「カーラ(KARA)」は、体の根本からエネルギーを底上げする新たなアプローチとして注目されている。
今回、KARIYAの代表であり、カーラ開発の中心人物でもある刈谷正一氏に、研究への思いと、海外経験を経てたどり着いた独自の視点について話を聞いた。


「細胞のエンジンに、もう一度火を灯すような成分です」

——カーラとは、どのような成分なのでしょうか?

「細胞の中には、エネルギーをつくる小さな“装置”のようなものがあります。カーラは、そこに働きかけて、体が本来もっているエネルギーづくりを助けてくれる成分です。いわば、エンジンの再起動のようなイメージでしょうか」
「科学的にはもう少し専門的な説明もあるのですが……私自身、海外生活が長かったこともあって、つい日本語の選び方が曖昧になることがありまして(笑)。でも、伝えたいことは一つ。“からだの奥深くで眠っている力を、ふたたび動かす”ということです」


科学を“届ける側”へ

——株式会社KARIYAの設立には、どういった背景があったのでしょうか?

「大学の研究支援に関わっていた中で、“これは製品として世の中に出すべきだ”と感じたのが始まりです。細胞の中で起きていることは、普段は意識しませんが、私たちの毎日のコンディションと密接に関わっている。その研究成果を、必要な人に直接届ける仕事がしたかったんです」
「研究を終わらせる場所ではなく、始める場所を変えたという感覚です」


海外経験で培った“伝え方”

——ご自身のキャリアが今の活動にどう影響していると感じますか?

「海外の取引先とのやりとりを通じて、“本当に伝わる言葉”を意識するようになりました。つい技術用語や英語の表現が混じってしまうこともあるのですが、KARIYAのチームが丁寧にフォローしてくれていて、本当に助かっています(笑)」
「科学は難しいものじゃなくて、もっと生活に近いもの。たとえば『最近疲れが取れない』『朝がつらい』といった日常の悩みに、細胞レベルで寄り添える存在になれたら嬉しいですね」


目指すのは、からだの“底力”を取り戻すサポート

——今後の展望について教えてください。

「現在、カーラを配合したサプリメントの開発を進めています。ありがたいことに、クラウドファンディングでも多くの方から関心を寄せていただいています」
「私たちが目指すのは、特別な瞬間のためではなく、“ふつうの日々”を元気に過ごすためのサポートです。細胞が元気であれば、私たち自身の気持ちも、行動も、きっと変わってくるはずですから」


【編集後記】

刈谷正一氏は、科学の最前線に身を置きながらも、言葉にはどこか温かさがにじむ人物だった。やや言葉を探しながらも、一つひとつ丁寧に語る姿勢は、“研究者を支える人”としての原点を感じさせる。
細胞の奥で動き続ける“エネルギーの工場”——その小さな動力が、私たちの日常をそっと支えてくれる日も、そう遠くないのかもしれない。














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