検査記録

■ 1. 身体検査・生理項目
- 身長:157.1cm
- 体重:52.6kg
- BMI:21.3(標準)
- 血圧:122 / 76 mmHg
- 脈拍:70 bpm
- 体温:36.3℃
- 視力:右0.8/左0.9(矯正なし)
- 聴力:年齢相応、明瞭反応あり
- 内科触診所見:異常なし(本人の強い緊張状態あり)
【備考】:診察中、対象者は終始過敏な姿勢を示し、特に「身体を預ける」行為に対し拒否的であった。目線は合わせない傾向が強く、スタッフの宗教的素性に関する確認を複数回行った。
■ 2. 血液・生化学検査
- 肝・腎機能/糖代謝/脂質代謝:すべて正常範囲
- ホルモン系(TSH・FSH・LH):軽度変動あり(要経過観察)
- 免疫系(白血球比率):やや高め(緊張・心理要因の可能性)
- HBV/HCV/HIV抗体:すべて陰性
- 妊娠反応:陰性
- 血中カフェイン濃度:高め(本人が直前にエナジー茶を摂取したと申告)
■ 3. 心理・精神適性検査(非告知型)
- 投影法スクリーニング(簡易バウム・人物描写):
→ 対象の人物像は無表情で、眼球・口元の描写を意図的に避ける傾向。木の描写では幹に斜めの切れ込みを入れ、「光を通す」と説明。 - 語彙選択式心理検査:
→ 「従う」「光」「裁き」「清め」など、宗教的意味合いの強い語句への反応が顕著。
→ 他者への「意志の介入」を忌避する一方、内部への絶対性を肯定する傾向。 - STAI(不安尺度):
→ 状態不安・特性不安ともに高値(70台)。質問への選択肢傾向に防衛的・強迫的パターンが確認された。
【スタッフ所見】:
対象者は宗教的信念体系に強く取り込まれており、自他境界の一部が信仰により置換されている可能性あり。外界との関係性は防衛的・選別的で、集団生活においては閉鎖的排他性が高まることが懸念される。
■ 4. 生活背景ヒアリング(偽装質問形式)
- 職業:「今は奉仕中心」「人に頼られる場所にいる」
- 日常生活:「家の中がすべて」「必要なものは内側にある」
- 娘の状況:「今は“修養の時期”」「先生より神様の声のほうが大事」
面談者記録:本人は終始“善意ある奉仕者”として自己を語り、家庭内に問題があるとは一切認めず。一般社会の価値観に対して“異なる正しさ”を語る傾向あり。
■ 総合判定(内部用評価)
| 項目 | 判定 | コメント |
|---|---|---|
| 身体的健康 | ○ | 明らかに健康。継続観察不要。 |
| 精神的安定性 | △ | 宗教依存性が高く、不安値も高い。 |
| 社会的適応性 | × | 閉鎖空間内での異常な順応傾向・選別排他行動が予測される。 |
